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最強のふたりのふのネタバレレビュー・内容・結末

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『障害者』として一括りにしがちな今、変に同情すること無く接する事は、想像以上に難しい。しかし、人間、1人の人である事に違いはない。更に、障害者となる原因のパラグライダーにも再挑戦してみたり、文通を続けていた女性とも繋ぎ合わせた。いい意味で、障害者、車椅子というものがどう思われるかを気にしない主役の男と、自身が障害者でありながらも女性にどう思われるかを気にして写真をすり替えたりする対比を上手く描いている。1分のすれ違いで会えなかった1度目がありながらも、2度目の正直としてしっかり来る女性、しっかり準備する主役、家族が様々に動いて薬物所持なども起こる中で妻とも離れ、1人で自分の生き方を決めていった。最後には、息子が頼りにしてきたことをきっかけに障害者の人と離れるが、実際の話では違うようだ。もっと信頼関係は強く、主役が女性と付き合うことをきっかけに離れたらしい。この2人であればこそ、これだけ笑い合い、楽しい生活をおくれたのだろう。障害者の人が何故、失業手当目的の主人公を合格させたのか分からないが、それくらいの強い個人意識が無いと続かないと考えたからなのかもしれない。主人公の気持ちの変化がよく分かるストーリーで、面白かった。
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