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最強のふたりのchunkymonkeyのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.5
評価の高低はともかく、この映画が嫌いという人はほぼいないのではないでしょうか?好きな映画のド定番なので内容は説明不要ですね。何度か再鑑賞していますが、最初に映画館で観た時パラグライダーのシーンで多幸感がうわぁーと湧き上がり、この映画好きだーと思ったのを今でもよく覚えています。この場面で流れる音楽がホントによくて、すぐに家に帰ってこの素敵な歌は誰?と調べたら、Nina Simone という歌手が歌ったFeeling Good という曲らしくなんとピッタリなタイトルなことかと思いました。

Feel good という言葉は例えば「feel-good 系の青春(coming-of-age)映画はオスカーをとれない」みたいに映画の評論でよく出てきます(Licorice Pizza かCODA が来年この定説を覆すのか?)。私はこの手の映画が好きなので動画配信サイトには"Top Picks for You: Feel-good Movies" のようなお勧めがいつも表示されますが、feel-good movie って何?と聞かれたら、「最強のふたり」みたいな映画のことだよと言っておけば間違いありません。

最初から最後まで不快な要素が何もない。ただただ心温まり幸せに溢れた映画でそれを象徴するのが二人の笑顔。ドリス(オマール・シー)のお気楽な笑顔はもちろん、フィリップ(フランソワ・クリュゼ)の金持ち爺さんなのに茶目っ気のある笑顔も最強!二人の友情も最強!そんな二人を彩る音楽も最強!この映画の邦題はイケてると思います。

そんなこんなでhuluなどのお勧め欄にはいつもこの映画のリメイク版が表示されるのですが、本作の素敵なイメージを壊したくなくてずっとポチっとできずに今日に至っています。
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