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最強のふたりの福福吉吉のレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0
富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は頚髄損傷による首以遠の麻痺を患っており、介護人を雇うため、面接を行った。その場に現れたドリス(オマール・シー)は勤める気が毛頭なく、失業給付を貰うために面接に参加しただけだったが、フィリップはドリスを介護人として雇う。

映画の最初からフィリップとドリスのぶっ飛んだ関係が描かれていて、がっちり気持ちを持っていかれました。

その後、フィリップとドリスの人間関係が構築されるまでのストーリーが描かれていて、堅物に見えるフィリップと自我の強いドリスという合わなさそうな二人が仲良くなっていく様子がとても楽しくて、最後まで飽きることなく観ることができました。
「障害者」としてではなく、「人」として付き合ってくれるドリスに出会えたことは、フィリップにとって奇跡のような出来事で、フィリップとドリスのような関係は、健常者であっても得ることは難しく、ドリスのくだらないいたずらに一緒になって笑うフィリップの姿はうらやましく感じました。

決して重苦しい話ではなく、思わず笑ってしまうような明るく、そして希望に溢れた作品になっているので、多くの人に観てもらいたいです。

とても面白い作品でした。

鑑賞日:2022年11月4日
鑑賞方法:BS/CS WOWOWプラス
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