ちゃんみな

最強のふたりのちゃんみなのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.3
ヒューマン。

パリに住むフィリップは頸髄損傷で首から下が動かない。そこに介護人として雇われたドリス。どんどん心を通わせる2人。ある日ドリスの弟がぼこぼこにされてフィリップ邸に来る。そこでフィリップはドリスを必要としているのは自分だけではないと気づきドリスにこの仕事を辞めるように言う。家に帰るドリス。新しい介護人を雇うフィリップ。しかしフィリップの方は全然毎日が楽しくない。ラストシーン、海辺のレストランにフィリップを連れ出すドリス。ドリスはフィリップと憧れの女性の食事をセッティングしてくれていた。店を出て窓の外から手を振りながら去っていくドリス。


ドリスの屈託のない笑顔と、フィリップに同情するでもなんでもなくただただ同じ人間として扱う態度に何かを気づかされた気がした。そもそも同じ人間だしそれが当たり前と言われればそうなんだけど、やっぱり自分と“違う”とフィルターかけて接してしまうことはある気がする。ドリスみたいに一緒にいて楽しい奴になりたい。

最初の2人が車でSeptemberを流しながらブーーーーンと飛ばしてくところ凄く良い。

2011年 フランス