あおや

最強のふたりのあおやのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.1
冒頭から感じさせてくれる「これはアタリ」感。昨日大ヒットした『グリーンブック』にも通ずるが、全く違う者が交わり、互いに触発されていくような映画はやはりおもしろい。今作では障害を持った白人の富豪と、その介護をすることとなった貧困層の移民である黒人の心温まる交流を実話を基に描いている。

ドリスとの関わりが深くなるほどに笑顔が溢れるフィリップ。フィリップを演じたフランソワ・クリュゼのあの笑顔、あの表情がとても印象に残っている。あの笑顔を引き出しているのは間違いなくドリスの振る舞い、人間性であり、二人のやり取りは思わず笑えて心温まる。趣味の音楽を聞かせ合う場面はいわずもがな最高だ。

人間が互いを信頼し距離を縮めるためには、偏見を持たないことが第一歩であり、最も重要なことなのかもしれない。予想してたよりもライトで見やすい部分が嬉しい驚きだったが、もう少し重苦しく問題提起している作品の方が個人的には好みではある。