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最強のふたりのautumnのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
3.9
みなさんのレビューを読んでてこの作品を見てる人が多くてずっと気になっててやっと見れた😊
“身体障害者”。もはや“障害者”と呼んでしまっている時点でどこか差別してしまってるのかもしれない。介護一つでも“してあげている”と介護者側はどこかで思ってしまっていてそれがきっと介護される側はわかってしまう。ドリスはそれがなかったのだなと。何気ない日常をドリスが笑いに変えて、お節介ながらでも背中をグイグイ押してくれる。フィリップが“息の吸えるところに行きたい”と言った時ドリスはフィリップの思いを聞かずとも汲み取って外へ連れ出す。音楽も自分の好きなジャンルを押し付けるだけじゃなくてフィリップの好きな音楽も一応ながらちゃんと聞き、空も一緒に飛んだ。見ていて介護ってこういう風にあるべきなんだろうなって思いながら見ていました。介護する側もされる側もお互いがお互いを尊重し合える姿ってとても理想だなって。そしてこの話が実話で、話のエンディングには2人の素敵なその後が。見たあとに何かあったかい気持ちになれるようなそんな作品だった。
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