Hiro

最強のふたりのHiroのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0
"どこに行く?"
"息の吸えるところ。"

フランスで2011年の興行No.1
を獲得したこの作品。
スラム街出身で無職、妻と息子にも
見放された主人公はハンディキャップ
を持つ大富豪の介護人として働くこと
になる。秘書を始め周囲はキャリアも
教養もない人間を雇うことに反対する。
だが、お互いに一人の人間として接し、
刺激し合う二人は忘れていた充実した
日々に満たされていくという内容。

正直に白状します、、、
冒頭の"September"を流しながら
車をぶっ飛ばすシーンで
すでに心を掴まれてました。

移民問題、格差問題を抱える
フランスの現状や障害者と
健常者の問題といったシリアス
なことにも目を向けているので
考えさせられるシーンが多い。

誰だって”飛び出したくなる”。
そんな場所を見つけていることは
きっと稀だ。それに連れて行って
くれる相手は”もっと稀”だと思う。

”大事な誕生日にはさ、
親友の分まで精一杯踊りたい。”

"この世に残せる足跡"
自分も考えていかないと。

何があっても今が最高。
そんな最強の人生を目指して。
Hiro

Hiro