"どこに行く?"
"息の吸えるところ。"
フランスで2011年の興行No.1
を獲得したこの作品。
スラム街出身で無職、妻と息子にも
見放された主人公はハンディキャップ
を持つ大富豪の介護人として働くこと
になる。秘書を始め周囲はキャリアも
教養もない人間を雇うことに反対する。
だが、お互いに一人の人間として接し、
刺激し合う二人は忘れていた充実した
日々に満たされていくという内容。
正直に白状します、、、
冒頭の"September"を流しながら
車をぶっ飛ばすシーンで
すでに心を掴まれてました。
移民問題、格差問題を抱える
フランスの現状や障害者と
健常者の問題といったシリアス
なことにも目を向けているので
考えさせられるシーンが多い。
誰だって”飛び出したくなる”。
そんな場所を見つけていることは
きっと稀だ。それに連れて行って
くれる相手は”もっと稀”だと思う。
”大事な誕生日にはさ、
親友の分まで精一杯踊りたい。”
"この世に残せる足跡"
自分も考えていかないと。
何があっても今が最高。
そんな最強の人生を目指して。