未来世紀ブラジルの作品情報・感想・評価 - 144ページ目

「未来世紀ブラジル」に投稿された感想・評価

ひで

ひでの感想・評価

4.2
テリー・ギリアムの傑作カルト大作。一見ファンタジック、でも真実は悲しい。
結構有名なカルト映画、行き過ぎた社会主義のような世界観と、主人公の夢が幻想的で映像的には見所多し。しかし、最初からハッピーエンドは期待していなかったが、あのラストシーンは悲しすぎる。
かなりよかった。独特の世界観と風刺が効いたストーリー、あのラスト!!
minAmi

minAmiの感想・評価

3.4
奇怪な世界観での皮肉的ユーモア…。
こんな未来は絶対に来ないでください!っと言うか来るわけないよね(笑)
カルト映画的な世界観。前情報全く無しに見たので正直話について行けるか不安だったが、すぐに引き込まれてしまった。
話全体を見ると、整合性のカケラもないようなもので、なにが言いたいのかもよくわからないし現在の映像技術と比べると非常にチープなものに見えた。
しかし、話の整合性やメッセージ性、映像技術やセットの見栄えの良し悪しなんかどうでもよくなってしまうほど作品に引き込まれてしまう、不思議な引力を持った映画だった。
wikiによると三部作の中の二部作目らしいので、他の作品も見てみようとおもう。

このレビューはネタバレを含みます

主人公の夢と現実を軸に、情報管理社会を皮肉った奇才テリー・ギリアム監督の近未来SF作品。

ハエ一匹のせいで情報が狂って善良な市民が逮捕された上に獄死するところから話が始まるが、それ以前に夢に出てきた女性に固執する主人公が最初から妄想癖っぽくて妙な雰囲気。
シワ取りに固執する上流階級の女に、戦う闇修理屋、空飛ぶ夢と鎧武者のイメージ…、といった未来のようなそうでもないような世界観と妄想の世界が作品全体の不思議さを増幅させる。

だけど正直いうと俺は終盤までは何だか退屈だった。
その世界観や、その上で表現されるブラックなジョークはニヤリとするもののどうもノリ切れない。
ただ、その退屈さも終盤に吹っ飛ばされたね。
主人公が拷問時に見たその妄想。
まさに妄想としか言いようのない展開のイメージは、そこまでの積み重ねの効果によるものであって、してやられた感を非常に感じるところです。
バッド・エンドではあるけど、その引き込み方は上手かったなあ。

それにしても修理屋のデ・ニーロは彼が出るだけで全部持っていってるよね。
何とも贅沢な役者の使い方かと思うけど、デ・ニーロは格好いい。
ただの配管修理屋なのにw
tomoco

tomocoの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

創造性と独創性が凄い。
ギリアムだから作れたんじゃないかな?
デ・ニーロのダクト屋がかっこいい。
バッド・エンディングでも納得がいく映画。
TaiRa

TaiRaの感想・評価

5.0
ほとんど現代の日本だな、と観た時に思った。今の方が、よりディストピアに近づいてるんじゃないかな。

夢に逃避し続けた普通の男が、やっとシステムに戦いを挑もうとするが、もはやどうにもならない無常感。ギリアムにしては、厳しい結末。おそらくリドリー・スコットが『ブレードランナー』でハッピーエンドを加えた事への反発だろう。
2012/1/14

近未来を描いた作品ではあるが、80年代に思い描いていた近未来とのギャップを楽しめる作品ではある。終盤の逃亡シーンはイメージが抽象的で理解に苦しむ。あと無駄に長い。
eshu

eshuの感想・評価

5.0
気付けば鼻歌交じりに、台所で野菜を切っていたり、お風呂にお湯を溜めていたりして、見終わって数日経ってもギリアムの世界から抜けきれない。静かにゆっくりと、胸躍る華やかさで、繰り返し流れるサンバの使い方が最高に良い。そして、“何があっても人の心だけは奪えない”このメッセージの投げかけ方と、フェイドアウトの余韻…に溜息。

Xmas前の時期にぴったり。あぁっ。また欲しい映画が増えてしまった。