小津安二郎サイレント。1929年の作品。現存するのは14分のみ。
戦前の有名子役と言えば「突貫小僧」こと青木富夫。彼はこの映画をきっかけに小津安二郎や成瀬巳喜男に重宝されたみたい。あだ名の突貫小僧はこの映画でデビューしたからなんですね^ ^
物語は、、、
人さらいのオッサンが、玩具を餌に突貫小僧をさらったものの、やんちゃ過ぎて手に負えない。仕方なく街で解放しようとするが、警官の前で「人さらいのおじさーん」とか、子供たちの前で「このおじさんに玩具買ってもらえたよー」とか叫ばれ、逆に子供の集団に追い回されるというドタバタコメディ、まぁ微笑ましい感じです^_^
『喜八シリーズ』の坂本武や、『生まれてはみたものの』の斎藤達夫も出てて、小津サイレントの常連は、既にこの頃固まりつつあったんですね^ ^