まさなつ

女はみんな生きているのまさなつのレビュー・感想・評価

女はみんな生きている(2001年製作の映画)
4.2
女性監督による女性たちのフランス産ハードボイルド、ちょっとコメディ仕立て、移民問題添え。

「ワンダーウーマン」はカッコイイけど強すぎて自分には無理と思う方、「ELLEエル」は変態すぎて自分には無理と思われる方、この地に足ついた等身大のカッコイイ女達はどうでしょう?これならいけるかも(何が?)^_^

ある夫婦が、車に乗ってる時に、男達に殴られ瀕死の状態になる娼婦を見かけます。彼女は助けを求めるがー。そこから夫婦の考え方の違いが表出して、妻は思わぬ行動へ、、。

この奥さんが中々カッコイイ。もともと仕事も家事もテキパキこなす方だったと思われますが、いざという時の行動力、そしてとてもクレバーです。見た目が普通なので、その行動とのギャップがいいです。

組織から追われる娼婦は、アフリカからの移民。不幸な生い立ちで、悲惨な経歴なんだけど、強かに生き抜いてきた。彼女もカッコイイです。

そんな接点のない二人が偶然出会い、、。

一方、この映画に出てくる男たちは、みんな、女を道具みたいに扱い、自分勝手で、ひとりでは何もできないし、だらしない
(^^;;

犯罪や移民問題が絡むので、ハードなとこもありますが、男たちが情けないので、重くはないです ^_^

冒頭から、早送りしてるかのようなカットの速さにめまいがしそうなくらい、スピーディー。ドンドン話が進んで行って目が離せない!

まさに痛快、そして爽快です!
まさなつ

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