りょうすけ

HANA-BIのりょうすけのレビュー・感想・評価

HANA-BI(1997年製作の映画)
4.0
北野武の7作目の監督作品でありヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。たけし映画があまり好きでないと言っている僕だがこの作品はすごくよかった。たけし映画の特徴であるキタノブルーをふんだんに使っていたり、海や雪の景色などとにかく絵が綺麗。何回もいうけどこれが芸人の撮った映画とは到底思えない。また所々挟まれる大杉漣演じる堀部が描く絵がなんとも素晴らしい。一見、警察とヤクザの対立なので「この男、凶暴につき」を思わせるような構図ではあるがあちらよりも遥かに芸術性の高い映画でフランスやイタリアの映画のよう。たけし演じる西とその妻の描写が非常に微笑ましい恋愛描写だからかよりその感じがするのかもしれない。ヴェネチアで賞を取ったのもこれで頷ける。
ラストシーンも今まで観てきたたけし映画の中で一番素晴らしい。「ソナチネ」を超えている。

【ストーリー】★★★★☆
【音楽】★★★☆☆
【演技】★★★★☆
【テンポ】★★★☆☆
【エンタメ性】★★☆☆☆
【感動】★★★☆☆
【アクション】★★☆☆☆
【ホラー】☆☆☆☆☆
【恋愛】★★★★☆
【コメディ】★★☆☆☆
【サスペンス】★★☆☆☆
【エロ】☆☆☆☆☆
【グロ】★★☆☆☆
【指定】PG12相当
りょうすけ

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