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アンネの追憶のesのネタバレレビュー・内容・結末

アンネの追憶(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの作家アリソン・レスリー・ゴールドがアンネの親友ハンナ・ホスラーの証言を綴った『もうひとつの「アンネの日記」』を原作としている。
エンドロールの一文の通りかなり脚色が強いので、あくまでも実在の人物をモデルにした架空の物語であるという事を念頭に置いて観た方が良い。

この手の作品を実際に喋っていた言語以外で語るのは如何なものかと思ってしまった。著者の言語に合わせたからか、英語にした方が広く見てもらえると思ったからなのか分からないけれど、ドイツからオランダに逃れたアンネ・フランクらをイタリア人やハンガリー人のキャストが英語で演じるのには違和感が強すぎる。

子供にも理解しやすく簡略化して作られているTV映画だから仕方がないとは思うけれど、数多く作られてきたホロコーストに関して描いた作品と比べてしまうと全体的に物足りなく感じてしまった。
しかしあらゆる作品に触れる前の入門編としてこういう作品も必要なのかもしれない。
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