まーしー

ミート・ザ・ペアレンツのまーしーのレビュー・感想・評価

ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)
3.5
看護師のグレッグ(ベン・スティラー)が、恋人の父ジャック(ロバート・デ・ニーロ)に初対面したことから始まるドタバタ・コメディ。

恋人の親に初めて会う時は誰しも緊張するもの。増してや、その親が厳格であればなおさら。
本作では、主人公が堅物な元CIA職員の父に会うという設定。
しかし、頑張って気に入られようとして空回り。時には、嘘に嘘を塗り固めて大炎上。
このドタバタっぷりが振り切れていて笑える。ケガ人の発生やボヤ騒ぎなど、グレッグが何か行動すればトラブルが発生する。
特に、グレッグが笑いのネタにしたツボが、恋人の父ジャックの母親の骨壺だったというくだりは笑った。話題に困って目に付いたものを口にした結果の悲劇。誰にもよく似た気まずい経験はありそう。
本作から学ぶべきは、彼女の親の前で変な小芝居をしてはいけないということだろう。

コメディ映画だが、グレッグとジャックが引き起こす騒動ばかりを描いているのではない。恋人を想う気持ちや親子愛にほっこりさせられる場面もあり、笑い8割、感動2割といったところ。
元気がもらえる作品だと思うので、明るい気持ちになりたい時などにぜひ。