爆笑できるけど、常に緊張感がつきまとう。
その原因はもちろん…お義父さん!笑
くだらないといえばそうだけど、度重なる災難(笑)に同情しつつ笑えてしまうし、テンポが良くて軽くジーンとくる、思った以上に楽しいコメディ映画だった。
やっぱり何でもかんでも裏目に出てしまう役どころがハマりすぎているベン・スティラー。
彼に対して堅物で娘と猫を溺愛する義父役のロバート・デ・ニーロがわりと本当に怖い笑
ベン・スティラー演じるグレッグは彼女のパメラの両親に会いに行くのだが、彼女のお父さん、ジャックとバトルを繰り広げることになるのだ…。
彼らの仁義なき戦いのキーともなる、ジンクスという名の猫ちゃん、かなりの名演技!
便器で用を足したり、彼らの仲をかき乱す要素を作り上げたりと大活躍。
グレッグの肩身の狭さは少しかわいそうに思ってしまうほどである。
パメラの元カレ役がオーウェン・ウィルソンなのは笑った笑
スケールの大きいハプニングから、細かいくだらないハプニングまで勢ぞろい。
グレッグのタイミングの悪さとジャックの隙を狙ううまさは、もはやコントか?というくらい息が合っているようだった。
くだらなくて誇張があるのはもちろんだが、全世界でわりと多くの人が経験する両親とのご挨拶でのいざこざがテーマで、それを笑い飛ばすような明るさとほんのり現実的な緊張感のあんばいが面白い娯楽作品だった。