ウエストレイク

ミツバチのささやきのウエストレイクのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
4.0
3日間限定の再上映にて


独特の雰囲気の作品でした。
映像には色彩のセンスを感じます。
どのシーンを切り取っても絵葉書に出来そうな感じ。
セリフが少ない分、映像で語りかける。
そんな作品。


主人公アナを通して
自分が子供だった頃もきっとこうだったのだろう。
純粋な気持ちで世界を見ていて、現実と想像とで区別がついてなかった感覚。
歳をとるにつれて無くなってしまう幼い時の感覚。

それを作品として見事に表現していると感じました。


姉イザベルを通して
大人の世界に足を一歩踏み入れた子供のいたずら心を。
線路に寝てみたり、死んだふりをしたり、無邪気な遊びで死をイメージさせるシーンにはヒヤッとさせられるものがありました。
中でも焚火の飛び越えとかマジでやばいでしょ😓

まるで大人になる儀式の様な焚火の飛び越えをじーっと見てるアナの姿も印象に残ります。


最後に祈る無垢な少女アナは何を思うのか…

アナの大きな澄んだ瞳は素晴らしく綺麗でした✨





劇場から出る時
「これは全人類が観るべき映画だ」とおじいさんがスタッフに熱弁してました😌
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