たかた

ミツバチのささやきのたかたのレビュー・感想・評価

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)
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構図良いな。連なった半開きのドアとか最高。機関車に合わせた動きあるパンから少女2人を捉えたカットとかも痺れる。
全体的に説明少なめ。そのうえロングショットとクロースアップを多用する。本来退屈しそうなんだけど全くしない。やっぱり映画と子どもは仲が良い。
線路に耳を当てたり、2つのベッドを飛び跳ねながら行き来する様子も、間違いなくいい。
大きな足跡に自分の靴を充てがうアナや、オルゴールで探りを入れる父のサスペンスぶりも素晴らしい。
廃墟横の井戸に石を投げ込むアナのカットは、終盤、フランケンシュタインが水面に映り込む形で回収され、そのため、精霊に呼びかけるラストも納得かつ綺麗に感じられる。
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