ねこじゃらし

山猫のねこじゃらしのレビュー・感想・評価

山猫(1963年製作の映画)
4.8
美しい、色と構図の魔術師。

豪華、ゴージャス、ロケ地もセットも小道具、衣装、どれをとっても完璧。

王政から民主化するイタリアを、貴族という檻から眺める山猫。

しなやかでスマート、強靭な山猫は、やがて消え行く先をそっと辿る。

数あるビィスコンティ作品の中でも、これが傑作だと思う。
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