藍の字

山猫の藍の字のレビュー・感想・評価

山猫(1963年製作の映画)
4.2
真に聡明な人間は自らの引き際も心得てるものなのかもしれない。

豪華絢爛な巨大舞踏会とは対照的な公爵の眼差しが印象的だった。品のない貴族の増加、ブルジョアの台頭、新しく始まる共和制……静かに終わりゆく貴族社会を受け入れる公爵はきっと最期の貴族なのだろう。何となくそんな気がした。公爵とアンジェリカ?とのワルツは目が離せないほど優美で美しく、それだけでも見てよかった映画だったな
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