非常に格調高くて、とっつきにくい印象の映画ではあります。イタリア統一戦争とかガリバルディとか世界史で習ったなぁと思うのですが、ここで描かれるのは有名な史実ではなく、「滅びの運命」を前にした貴族の姿。諦念の感の主人公(バート・ランカスター)と、戦いに燃える甥(アラン・ドロン)とが対照的に描かれます。
それにしても、バート・ランカスター(アメリカ人)、アラン・ドロン(フランス人)というキャスティングがすごいな。イタリア語のセリフは2人とも吹替なのは無理ないか。
BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。