このレビューはネタバレを含みます
十戒という言葉とモーセが海を割った人、というのは知っていたけど、その流れは知らなかったので、この映画でモーセという人が知れて良かった。
この3時間40分は、モーセという人の生涯を描くのに必要な時間だったのだと、観終わった今なら思えますが、最初は再生ボタン押すのに躊躇した。勇気を出して見始めて良かった。
民を導くモーセが神との対話の中で悩んだり、弱気になったりするところが、強く勇敢で自信満々な人が先導者になれるという訳ではなく、苦悩や葛藤から正しくあろうとする人が奴隷を解放していくのだということを表しているようで、聖人は決して常人とは違うということではないと思えて、救われたような気になりました。
律法があって、自由がある。
いつの世も忘れてはいけないことだと思います。