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リアリティ・バイツのan0nym0usのレビュー・感想・評価

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)
3.3
現実の厳しさ…と題される割には、ちょっと苦味が足りてないかな。登場人物たちのやり取りを見て『何者』を想起する人も少なくないはず。狭い現実に追い詰められて内面暴露しちゃう男女たちの物語。

せっかく中盤までは苦味を出せていたのに、後半で加糖されてしまった感じ。

ブラックのコーヒー。
ビールや渋い赤ワイン。
最初は美味しくなかったもの。
それが飲めるようになった頃には、大概の人が理解するもの。

大人ってのはビターなものだ…って。

もうちょいそういう苦味に寄り添って欲しかったかな…ってのが半分。ラブストーリーとして格好つかない感じも楽しめたのが残り半分。

私はカフェオレに砂糖は入れない。
入れると風味が損なわれるから。
ブラックは飲みたくないけど、ほんのりと苦くて芳ばしい香りは…やっぱ必要。

私がワガママなのかねぇ(´-ω-`)
でも、甘ったるいのは嫌だな。
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