英題 :『The Lives of Others』
独🇩🇪原題 :『Das Leben der Anderen』は、他人の生活という意味
1984年~1993年 HGW XX/7の話
◦「手は太股の下に」って、寒い時にやるやつだな、今でもお客様対応しながらカウンターの下でやってるよ。
◦とある接客関係のお嬢さんを自宅にお招きしても、この当時この地では、チェンジだの延長だのはないんだね。
◦最近話題になった、或る国の庭球選手と権力者の情事が頭に浮かんだ
◦ナチとおんなじ制服じゃん、やっぱりすごい時代だったわけだ。
◦これ、東側版 1998年の『Enemy of the State』、、いやいや、1974年の『The Conversation』だわ!
◦トラバントP601Lやヴァルトブルグ353といった旧東ドイツのオンボロ車オンパレードにつき、その手が好きな方には眼福でしょう。
◦〝ファン〞このキーワードを聞き逃すな!
◦11月のベルリンの壁崩壊を知る場面があるけど、同じ年の6月に六四天安門事件が起こり、私としてはこちらの方が強烈に憶えている。
◦製作費 200万ドル
世界興収 7700万ドル 以上
当時の反響が分かる気がする。
◦「恐怖のマスター」ともいわれた国家保安省、略称シュタージの長官 エーリッヒ・ミールケがモデルだろうなと思われるキャラクターも登場するが、史実同様東独消滅後ものうのうと暮らしてる様を見てたら、世の中は平等じゃないと思い知らされた。
◦今、世界で最も白い視線が注がれている男・ロシアのP氏、東独駐在の5年間シュタージの身分証も持ってたってさ。
◦主演のウルリッヒ・ミューエ。
ザクセン州ライプツィヒ近郊の町グリンマの名誉市民になってる。
彼は、この物語の時代、実際には役柄と正反対の立場であった。
彼に興味がある方は、英語版Wikipediaやドイツ語版Wikipediaででも読んで欲しいのだけれど、2番目の奥さんの件がありながら、この役をやり切ったのは本当に凄い事だと思う。
その案件の当事者がどちらも亡くなった今となっては、真相は闇の中だけれどこの奥様、限りなくクロだと私は思ってる。
ともかく、細かい部分で異論あるシュタージの描写も、創作物だと割り切れば気にならないし、素晴らしいシナリオと共にウルリッヒ・ミューエ氏の淡々と秘めた意思を滲ませる演技には拍手を送りたい。