やすのり

善き人のためのソナタのやすのりのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.5
 あらすじを読んでの鑑賞…ミスった💦 
 “なるほど、そうなんだ…” の感が優位に立ってしまう
 前情報なしだったら、きっと
 “どうした!ゲルト⁉…”
彼の心の変化、揺れ動きの妙を存分に観察、推測、共有できていたかも知れない
 少年にボールの名を聞く…
 なにより、冒頭の尋問とクリスタへの尋問の温度差…
 
 
 そもそも、彼のクリスタへの想いは?…憧れ、嫉妬、よもや愛? 
 ヘッドホン越しの“ソナタ”は、彼の琴線の、どの弦を弾いてしまったんだろうか…

 クリスタ…強固で脆弱な彼女の感情は、余りにも絶望的な正直で…
 この贖罪の天使を咎める事は誰もできない…


 終幕の時折…真相を洗い、ただ見守るだけしかできないドライマン、そしてジリジリとした鳥肌が、ゲルトの最後の言葉で固まる  
 この静止画像のように、鑑賞者の感情も動けなくなってしまう……

 


 ………ジャケ写…
 この顔、このハゲ具合…、ほぼ俺やん💦
 ドッペルゲンガー⁉……🤣
  
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