鯱

善き人のためのソナタの鯱のネタバレレビュー・内容・結末

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

物語の初め、機械のように仕事を遂行する男として、ヴィースラーは書かれる
その彼が時間の経過と共にやがて人間味溢れる行動を取り始め、最終的は職務を放棄して、一人の作家を助けるまでに及ぶ
この作品は悪く見れば、当時の東ドイツのやり方を一方面だけからみて、糾弾しているとも言える
しかしこの作品を観て、そのように具体的な話しに持ち込むのは、おそらく間違っているのだろう
問題はどこの国のどんな政府がどんな政策を行って、その結果どういうことが起こったかではなく、一人の人が自分の意思で正しいことは何かということを考え実行したということだ
鯱