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善き人のためのソナタの3618のレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.5
ぜひもう一度観たかった本作、Amazonプライム見放題の終了間際に昨夜再生開始、ギリギリセーフ間に合った(汗)2度目の鑑賞ですが改めてよき映画でした。

ドイツ映画らしい(?)シリアスな雰囲気の作品ですが、シャンパンのシーンが個人的にはツボでした。ほかにも作品イメージを損なわずにクスッと笑えるシーンがところどころに練り込まれていて、このような謙虚な演出は大好物です。

近年邦題のまずさを度々指摘してきました。しかし本作邦題は作品アイテムをそのまま引用しただけですが、原題を超えた美しく素晴らしいタイトルだと思います。

国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエさんをWikipediaで調べてみたところ、彼は東ドイツ在住時、シュタージに監視されていたと知り驚きました。どのような心情でこの役を演じたのか…。ウルリッヒ・ミューエさんは2007年に54歳の若さで急逝、惜しいですね。心からご冥福をお祈り申し上げます。
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