おだんごぱん

サハラに舞う羽根のおだんごぱんのレビュー・感想・評価

サハラに舞う羽根(2002年製作の映画)
4.2
ヒースレジャー追悼月間、第4弾。

19世紀末の英国人若者の役。自分探しをしながら、親友や婚約者からの名誉を挽回するために、過酷な旅をしていく。

今作のヒースは、若手エリート軍人らしい、ピシッとした髪や服装から、砂漠ではターバンにヒゲもじゃ、そしてイギリス紳士へと3変幻。砂漠では、本当にヒースなの?というくらいの変貌ぶり。

これまでの出演作品に対して、より過酷でシリアスな場面が多く、どう生きるか、親友や愛する人に対して自分はどうあるべきか悩み、行動する様、収容所ではプライドも捨て、生きる目的も見失いそうになっている姿、親友を守るため、生きて国に帰るため力を振り絞って敵と戦う姿を見事に演じている。

ヒースへのひいき目を差し引いても、お話の筋といい、テーマといい、私的にはとても気に入っている映画だが、知名度や評価がいまいちなのが残念。

ハリーとアブーのやりとりがとても気に入っている。