ペイン

日の名残りのペインのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
4.3
S・クレイグ・ザラーのフェイバリットの1つ。

私はお高くとまったイギリスの貴族もの、コルセットものが基本的には苦手なのですが、本作はそういったいやらしさをあまり感じない素朴な良い映画だった。これをフェイバリットに選ぶザラーたるや…好感度がうなぎ登り(笑)

最強人喰い殺人鬼を演じたかと思えば、こんなにも内気で自分の気持ちを抑制する愛らしい執事を演じきってしまうアンソニー・ホプキンス。内容的には全く違うがどこか『生きる』の志村喬を彷彿とした。脇のヒュー・グラントも凄く良い。

大きな盛り上がりがあるわけではないが、上質極まりない大人のラブストーリー。
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