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日の名残りのKEIのレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
4.6
イギリス貴族文化にハマっているので鑑賞。
執事に全うしたアンソニー・ホプキンスと、優秀な女中頭のエマ・トンプソン。第一次大戦から第二次大戦への移り変わりと共に描く2人の微妙な感情の物語。
昔の主の甥っ子に若き日のヒュー・グラント、アメリカの議員にクリストファー・リーヴ、足が痛いしか言わないフランスの大物に『007/ムーンレイカー』の悪役サー・ヒューゴ・ドラックスことマイケル・ロンズデール。
イギリス貴族のお屋敷のしきたりも垣間見られるし、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの名優が繰り広げる不器用と趣を堪能。
クリストファーリーヴ、設定上50代位の役なんだけど、もし何も起きずに年を重ねていたらこういう渋さだったのかなと。こういうところも切なく感じた。

あとこの年のアカデミー賞は『シンドラーのリスト』という強敵がいた。それだと取れないね。
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