三角

日の名残りの三角のレビュー・感想・評価

日の名残り(1993年製作の映画)
-
大学4年のとき日の名残りを読んで就職活動をやめた。というと極端に聞こえるが就活とかせんでもいいか…というタイミングで日の名残りを読んでいた。日の名残りを読んでいたら就職の情報追うのをやめてしまった…そして戻ってくることはなかった。そのいずれかであり全て…で映画もその時観たのだったか。内容知ってるし最初と最後だけ観たのだったか…今見たらけっこう見覚えあってあの頃もちゃんと観たんだなと思った。やっぱり小説が圧倒的によくて映画はあくまで原作のフォロワーだと思った。
スティーブンスの人生の重要な局面はいつも仕事とバッティングしてしまう。大切な人が去ってしまうときいつも仕事を優先してしまう。
そんな仕事ってなんだったのか…というのはネタバレですが、自分のような人間は将来必ずこれになるに決まってると思った。家から大学まで2時間かけて通う電車で読んでいた。その年父方の祖父と母方の祖母が立て続けに他界していた。自分はスティーブンスみたいになりたくねぇと思ったのかスティーブンスみたいになりてぇと思っているのかわからない。会社に勤めなかったところでどちらも避けがたいのだろうとも思ったが…就職はしなかった。
三角

三角