善き人のためのソナタの作品情報・感想・評価

「善き人のためのソナタ」に投稿された感想・評価

シュタージ=旧東ドイツの政治警察で、政府が国を掌握するための手段として利用していた国内治安機関。
その任務は全国民に関するあらゆることを把握するというもので、そのためなら手段は選ばなかった。個人に対して誰が家を訪ねてきたか、誰に電話をかけたか、配偶者が異性と関係を持っているかどうかまで把握していたという。人権抑圧の象徴として、国民に最も嫌われ恐れられた機関。

シュタージの局員で国家に忠誠を誓うド真面目男が、反体制的疑いのある劇作家を監視しているうちに心境の変化が訪れる。

良い映画だと思うけど個人的にはうん?となった。
肝心な主人公の心境の変化描写が腑に落ちなかった。
冒頭で反逆者に冷酷に尋問してた男(尋問についての講義してるから恐らく相当数尋問こなしてる)がそんな簡単に劇作家達に肩入れするか?と思った。
「熱情ソナタを本気で聞いた者は悪人にはなれない」と劇作家はピアノ演奏し、それを聴いた男は心ゆさぶられるけど、演奏短っっ!!説得力薄っっ!!

話の重要な根幹部分に納得できなかった分あまり感動できなかった。
素晴らしいの一言

これこそ映画!
主人公の気持ちを、彼に一切言葉で語らせない。状況ですべてを説明する。彼の微妙な行動の変化や、対比的な撮影で(主人公の無機質で何もない部屋と、監視している劇作家の乱れているけど生活感のある部屋など)すべてを観客に理解させる。

かれの感情はほとんど表情にでないので、顔の演技に頼りすぎてないところも良い。(もちろん無表情を装う顔の下で心が大きく揺れているのを表せる主役の演技は素晴らしい)

主題もいいですね。自分の信じているものは正しいのか??自分は今まで間違っていたのか?誰のための監視なのか?

主人公の真面目さと勇気に心をうたれる。
それにエンディングめっちゃよい
最後まで完璧。
最後の台詞粋が過ぎる
1号

1号の感想・評価

4.3
封切りで観て以来、二度目の観賞。細かいところは覚えていなかったけど、二度観てもやはり素晴らしい作品でした。つらい時代を生きた人たちのつらい物語でありながら、静かに、美しい。忘れられない一本です。

わたしたちは、誠実な人が報われる世の中であってほしいと願うけれど、なかなかそうではない。時代によって正しさの有り様も変わる。ただ、人はなにをもってして報われるのかを考えたとき、この映画のラストは希望になる。
れれれ

れれれの感想・評価

3.0
監視員がピアノの音色聞いて泣くシーンが、なんか展開早くてびっくりした
序盤、ドライマンのことを見て、「私の生徒と一緒で傲慢なタイプだな」というシーンがある
第一印象が悪い人間に対して、突然こんなに感情移入するものか?
結局この人誰のために、なんの信念を持って党員だったの?優秀な尋問者はこんなに心優しいものだろうか?
そのあたりリアリティーに欠ける
最後の方は面白かったんだけど、なんか全体的に無理がある話
oji

ojiの感想・評価

4.0
ラストは感動
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