「探偵物語」
本作は松田優作と薬師丸ひろ子が主演した1983年の角川映画出てNetflixで配信されていた為、無性に見たくなりアートシアターギルドで「遠雷」を監督した根岸吉太郎の代表作を久々に鑑賞した。懐かしい…。角川書店シリーズで一挙に昔レンタルしたな。アイドル絶頂期に大学受験で休業していた薬師丸の復帰作であるのだが、ボブショートの彼女がめっちゃ可愛い｡確か彼女の主演3作品目だったと思う。あのディープキスシーンがなんとも印象的で話題を攫ったと思う当時は。さて、物語はお嬢様女子大生の直美とボディガード兼監視役の私立探偵の辻山が殺人事件に巻き込まれていき、探偵ゴッコから、やがて淡いラブストーリーへと変わっていく…と簡単に説明するとこんな感じで、角川春樹がプロデュースした作品、ほぼほぼ水準高いよなぁ。
他にも薬師丸ひろ子出てる作品だと「Wの悲劇」「野性の証明」とか、俺の好きな市川崑監督の「犬神家のー族」や松田優作主演の「人間の証明」など…。この時代の映画はまだまだ面白いものがたくさんあった。同時上映の「時をかける少女」なんて大林監督の傑作の1つだし、確か興行収入邦画ベスト2位だったと思う。冒頭の岸田今日子と薬師丸ひろ子のやりとりシーンとか凄く好き。岸田と言えば俺の世代だと「学校の怪談2」の首なし女(教頭先生)の役がやはり最も印象的だが、大人になった今ではやはり彼女の代表作は勅使河原宏監督の最高傑作「砂の女」だろう。あと小津安二郎の「秋刀魚の味」も彼女ブルーリボン賞を五つくらい受賞してるかな確か。
