肉パレード。
シュヴァンクマイエルが食とか肉とかに嫌悪感を抱いているのは知ってるけど、肉好きなんじゃないかって思うくらい肉パレード。
撮影めちゃくちゃ大変そうだなって思うけど、見事に繋がってるのがさすがだなと。
今作も幼い頃にみた悪夢とか、潜在的に精神のどこかに棲みついてる気持ちの悪い恐怖のイメージが、記憶から探られる感じの映像ばかりですごかった。
夢でみるような感覚的な映像を具現化できるシュヴァンクマイエルはやっぱり天才。
細かい演出で気に入ったところ
・頭を柱にぶつける患者に医者が枕をかましてからまた頭をぶつけさせるときに、枕に血の跡が少しずつ滲んでくるところが良かった。
・動物の頭骨の中に脳が入っていく場面で、鼻の穴からちゃんと入っていくところ。