何回かDVDについてる予告で観たやつでした。
兄貴がマグワイアで弟がギレンホールっていうのはいいですね。
言葉の使い方がリアルというか、割とズシンとくるセリフが多くてイイなーと。
なんて言うか、戦争映画のジャンルにTSUTAYAでは置かれてましたが、しっかり家庭の問題で家族のドラマでしたね。
捕虜となり精神のギリギリを味わうマグワイアと円満になっていくナタリーとギレンホールのシーンの挟み方が秀逸で残酷なんですねー。
ギレンホールが帰還した兄貴を迎えるシーンでみせる演技が良くて、彼のコンプレックスは父でなく兄貴なんですね。奥さんとどうこうというより、彼の中にある兄貴のプレッシャーが怖いんです。
実際兄貴がいなくなった事で父との距離も近くなるし。
父親もリアルですよね。
”あんたが洗脳させたんだろ”
とギレンホールに言われカッ！となる。
父親は軍人で多かれ少なかれマグワイアに影響を与えています。
そうゆう微妙な家庭環境を演出でみせる辺りが良作感を漂わせます。
良い映画ですが、最後をもっともっと嫌らしくしてくれたら個人的にはグッときました。
