「花は咲くものです。枯れるものではない」
青い青春に落とされる黒い影
一つの敵を倒すわけでもなく、弱いものが成り上がるわけでもなく、ただゆっくりとそれぞれ散って行く
ヒリヒリとする若さの痛々しさ
青木は九条に勝てないのを知っていた。九条の絶対的な何かを恐れながらもがいている姿は痛々しいほど辛かった。
木村がフェンスを越えるシーン
雪男がギター片手にタバコをふかすシーン
オバケが桜についた毛虫を埋めるシーン
九条が何気なく書いた机の落書きが、皮肉にも青木の最後の姿だった
最後に青木の気持ちを読み取った九条
初めて九条の感情が他人に向けられた
失ってから気がつく青木の表情
「幸せなら手を叩こう」
九条よりも多く手を叩いた青木は、幸せだったのかな