やし

青い春のやしのレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.6
〈青春の色は〉


男子校。ヤンキーたち。
度胸だめしゲームで"番"を張ることになった九條(松田龍平)。
そのツレたちとの日常。
学校以外の暮らしは描かれない。

『クローズ』みたいのようだけど、九條は彼らのように暴力という安易な発散、自己表現はしない。

暗くオタク的。無気力。"番"に興味はない。学校は好き。
仲間は親友の青木、野球部の木村、メガネのユキオなど。
どこにでもいる男子校のヤンキーたち。
世界は広く狭い。
俺らの色は何だろな。


独特。編集だったりカットだったり。
場面が切り替わるかと思いきや切り替わらず。逆もまたある。
定石外しのような展開も。

エンディング近く、屋上シーンは秀逸。

九條と青木の煙草チュッ(´ε` )

オープニングから始まり、全編通して数曲流れる『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』がメチャカッコえぇ。


CASTも現在30代ぐらいの人気俳優たちの若々しい姿がたくさん。

松田龍平、新井浩文、高岡蒼甫
忍成修吾、塚本高史、瑛太
(ピース又吉は気付かず)

個人的に、〈松田龍平より松田翔太〉なんだが、コレは良い。(上から)


「先生、咲かない花もあるんじゃないんでしょうか」
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