ニクガタナ

SP 革命篇のニクガタナのレビュー・感想・評価

SP 革命篇(2011年製作の映画)
3.5
野望編に続き当時4歳の息子に乞われ劇場で観た本作を再鑑賞。TVシリーズの続きの完結編という位置づけなので、シリーズの内容覚えてないと分かりづらいところはあるが、主人公井上と同じように眉をひそめて脳裏でキーンとSE鳴らすとうっすら記憶が蘇ってきたり来なかったり。革命とは名ばかりで、私怨、私利、私欲絡んだ「日本人の目を覚まさせる!」というパトレイバー2的建て前のテロ模様が結構迫真。国会議事堂衆議院棟の再現が見事で腐れ政治家糾弾ナイス所業。イヤイヤ暴力はいかんけどもね。でも堤真一演じる尾形を応援して、もうそんなしょうもない首相殺しちゃえ!と思う自分がいるのも確か。四係メンバーが大活躍するテロ阻止アクションはまずまず楽しめる。全体的に甘っちょろいが、革命をTVで高見の見物してる首謀者のエリートボンボン官僚たちの容赦ない末路には引く。何が甘いってクライマックスの屋上の背景合成が甘いというかド下手。カラコレもヘンテコ。岡田君はかっこいいのに。劇中の尾形じゃなくても「残念だよ。」
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