ひらさま

続・夜の大捜査線のひらさまのレビュー・感想・評価

続・夜の大捜査線(1970年製作の映画)
3.0
南部の地方都市を舞台に根強い人種差別問題が根底にあった社会派の前作とは全然異なる黒人敏腕警部バージル・ティッブスシリーズ第2弾!
監督もノーマン・ジュイスンからB級娯楽派のゴードン・ダグラスにバトンタッチ
主人公は同じながら、売春婦殺人事件を発端とした売春組織対警察とゆー通俗的なお話になっており、アカデミー賞受賞作の続編だからといって期待してはいけない
反抗期の子供を抱えるティッブス家の家庭的な悩みとか盛り込みながら、そんなん邪魔だよ!と思いながらも、そんな余計な挿話を入れるからテンポも悪くなり、娯楽作としては気勢の上がらぬ出来映え
しかも発端の殺人事件の犯人は神父さんで、Hが下手だと罵られ殺しちゃったとゆー、聖職者にあるまじきダメな奴
売春婦もプロ?なんだからさぁ、そんな事言っちゃダメだぞ
そんなわけで殺人事件そのものは売春組織は関係なく、そりゃ悪党かも知らんけど何か気の毒
特筆すべきはクィンシー・ジョーンズのメチャかっこいいテーマ曲
こんなユルイ作品にはもったいないくらい、とにかくかっこいい!
点数はほぼクィンシー・ジョーンズに