通りすがりのアランスミシー

エクソシストの通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

エクソシスト(1973年製作の映画)
4.8
オカルトホラーというジャンルを定義づけてしまった映画史に残る傑作。
後発の「オーメン」と共にその影響は計り知れない。
ホラーであると同時に、心に傷を負った神父の贖罪のドラマで悪魔と戦うサスペンス。
ドキュメンタリーの手法を取り入れたウィリアム・フリードキンの演出は臨場感抜群で、「フレンチ・コネクション」と本作ですでにポール・グリーングラスのやっていることを先取りしていたことがわかる。
その後のフリードキンがパッとしないが「フレンチ・コネクション」と「エクソシスト」の二本だけで彼の名前は映画史に残るだろう。