囚人13号

マダムと女房の囚人13号のレビュー・感想・評価

マダムと女房(1931年製作の映画)
3.5
トーキー最初期となれば声より効果音より歌が強調されるのは当然で、本作における「モダン」はクレールの影響が大きいと思う。

冒頭の画家との喧嘩は明らかにローレルハーディで、音ギャグは頼りない感じだが若絹代の声が可愛いかったものの、彼女の時代劇テカリヘアーは本当にあれで良いのかね。

尚、今読んでる「小津安二郎と七人の映画監督」には本作公開後、五所監督はトーキーの到来が死活問題であった弁士らと繋がりのあるヤクザに日本刀で切られたと書いてあって衝撃。昔の映画界こえーよ…。
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