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スパイダーマン3のマッシモのレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
3.5
SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)なんて用語も飛び交い始めたスパイダーマンシリーズの復習を兼ねての再視聴。
本作はMCU参画以前のトビー・マグワイア版スパイダーマン3部作の3作目。後に単独映画となるヴェノム、さらにベンおじさんを殺した真犯人であるフリント・マルコ(サンドマン)、さらに2代目グリーンゴブリン(ニュー・ゴブリン)の3人のヴィランと戦うことになるシリーズ最終作。

【キャスト】
[ヒーロー]
ピーター・パーカー(スパイダーマン):トビー・マグワイア

[ヴィラン]
ハリー・オズボーン(ニュー・ゴブリン):ジェームズ・フランコ
フリント・マルコ(サンドマン):トーマス・ヘイデン・チャーチ
エディ・ブロックJr.(ヴェノム):トファー・グレイス

[その他]
メリー・ジェーン・ワトソン(M.J):キルスティン・ダンスト
ベン・パーカー:クリフ・ロバートソン
メイ・パーカー:ローズマリー・ハリス
J・ジョナ・ジェイムソン:J・K・シモンズ
グウェン・ステーシー:ブライス・ダラス・ハワード

監督はサム・ライミ氏。これにてシリーズは終了し、新たにマーク・ウェブ氏のアメージング・スパイダーマンが始まる。


【ストーリー】
NYのヒーローをやりつつMJとも仲良く過ごしていたピーター。そんなある日。MJとのデート中に近くに隕石が落下してくる。一見して何事も無かったが、ピーターは気づかぬうちに液状生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。

同じ頃、ピーターへの復讐心があらぬ方向に暴走しだしたハリー・オズボーンは父の残したグリーンゴブリンセットを見つけてスパイダーマンへの復讐を企てる。

さらに、これまた因縁の相手、ピーターの育ての親(おじ)であるベン・パーカーを殺した張本人、フリント・マルコが脱獄し、なぜか変な実験に巻き込まれサンドマンという全身砂のヴィランへと変貌を遂げる。(ワンピのサー・クロコダイル的なものです。こちらは巨大化可能ですが。)

【総評】
3体のヴィランを登場させ、忙しないイメージが付き纏う本作、サム・ライミ版の区切りなってしまった作品だが、ニュー・ゴブリンとの共闘する最後はヒーローモノとしてはアリな展開だと思う。だが、いかんせん3つも本筋があるのでもっとテーマを絞って良かったかなとも思う。シンビオートに寄生されて嫌なヤツを演じ、ベンおじさんの敵にブチ切れ、引っ張ってきたハリーの復讐も決着させ、と何も全部やらなくてもという印象。

【あとがき】
MCU版にサンドマン映ってるけど、ドック・オクやグリーンゴブリンに比べると出番は少なそう。雨降ってなきゃ一番強キャラだと思うんだけどな。
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