00年代スパイダーマンのシリーズ完結編。
1で彼の父殺しというレッテルを貼られた元親友ハーリーとの遺恨清算マッチ、
主人公ピーターのおじさん殺しの真犯人のサンドマンとのチェイス、
ピーターのライバル新聞記者が取り込まれて変身するベノムとの空中心理戦、
そして自身がダークサイド落ちしたブラックスパイダーマンとの心の葛藤、
さらにはヒロインMJとの恋の行方はいかに!?
といったてんこ盛りな内容を2時間19分かけてお届けする大作ハリウッドアクション映画。
公開当時もこのボリュームが物議を醸していた気がするけど、まあ確かに爽快感より疲労感の方が多い鑑賞後ではある。
そして移り気なMJへの批判もあったけど、その分かなり命削ってるから俺は良いんじゃないかなって思う笑
これだけ駒が揃ってるといろんな見せ場、派手なアクションシーンやドラマ展開はあるんだけれど、結局ピーターは何と戦っているのか散漫な印象が残った。
あと個人的に一番期待していたヴェノムだけど、フォルムとアクションパートの存在感は良かった。
ただその誕生の仕方、散り際がなんかピンとこなかった。
ヴィラン誕生!というよりは風邪うつされてイルになりました〜、みたいに俺には見えた。
明らかに他のヴィランやトピックのワリを食ってしまった感。
色々難点は挙げてしまったけれども、アクションが面白いから充分観れる。ただどうしても傑作、良作とは言い切れない出来かなあと思った。