ホイットモア大統領

スパイダーマン3のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
4.2
『ヴェノム』予習として鑑賞。

人生初、劇場鑑賞したスパイダーマン。
しかも当日は満席で、最前列で観ました。
一緒に観た友人たちからは、ヴェノム化したスパイダーマンの調子に乗り方が俺そっくりだとバカにされた記憶も笑

そんなわけで世論的にはサム・ライミ版最低作かもしれないが、個人的には思い入れの深い作品。

ただ、確かに最低だとする意見もわかる。
ピーターとMJの恋の行方、親友ハリーの復讐劇、ベンおじさんの死の真相、新たな敵:サンドマン&ヴェノム…と、明らかに詰め込み過ぎなのだ。
加えて「親愛なる隣人」度はかなり低い。

しかし、単なるナード大学生だったピーターが、他人を理解し、許し、時には他人に頼る1人の大人への成長物語として見ると、かなり綺麗に纏められていると思う。

また、本作に限って言えば、当時映画史上最高の予算をかけたCGは今でも見応えたっぷりだし、何よりクライマックスのベタだけど熱い展開は、終わりに向けて込み上げるものがあった!ちなみにこの時のMJは、完全に常人離れしたアクションを魅せつけてくるので必見。

思い出補正、そして、ベンおじさんの数回に渡る殉職と、俺たちのブルース・キャンベルの抜群の存在感に敬意を評してこの点数。