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コドモのコドモのayanoのレビュー・感想・評価

コドモのコドモ(2008年製作の映画)
2.5
出産経験がある私からしたらツッコミどころ満載というか、まじか。笑 って思うところが結構ある。生まれたばっかの赤ちゃんあんな声出して笑わないからね!!

とりあえず大人に腹立つ。親が気づけないでどうするの?担任があんなんでどうするの?ってことばっかり。

そもそも日本の性教育は遅れてる。
アメリカなんかじゃ性教育の授業でコンドーム配るくらいのスタンスなのに、日本人は子供に対して『セックス』だとかそーゆー言葉ですら言いたがらない。今は知らないけど。
(この担任はめっちゃいろいろ言ってたけど笑 ある意味親の言う通りセックスを『肯定』したような言い方)

実際私も『子供ができる仕組み』を知ったのは小6の時に先輩に教えてもらった。
それまではまったく知識がなかった。
初体験が低年化している現在では、下手したらその事実を知った時にはこの映画みたいな『くっつけっこ』をしているかもしれない。

命とは本来素晴らしいもので、出産はこの上ない幸せな気持ちでいっぱいになるものだった。だからこそ子供を産むということは簡単じゃない。育てなくちゃいけない。親にはその責任がある。

男女の身体の仕組みや、性について、命の重さ、子供を産んだあとのこと、ちゃんと子供達にも教えるべき。私たちから見たら小学生は子供だけど、私たちが思ってほど子供ではない。しっかり教えれば、ちゃんと理解出来るはず。望まれない妊娠だってほんの少しは減るんじゃないかな。

まあ、でもこれは完全に気づかなかった大人たちの責任。
ラストはいい感じにまとめたつもりだろうけど、なんか腑に落ちなくて。

この映画が公開されたのが2008年、今から11年前。10年に一度、教育方法は変わるし、もっときちんと性教育をやっていてほしいと願いたい。
ちなみに息子が保育園の時は、男の子と女の子の身体の違い、っていうのをやってました。まだ早いって思うか、やった方がいいって思うかは親の価値観で違ってくるものだからどっちがいいかなんてわからないけど、私は決して早くないと思います。

※お金や、年齢、望んでない行為などで、どうしても中絶しなくちゃいけない理由もあると思うし、中絶は絶対しちゃいけないとは思ってないです。中絶を経験している人の悲しみや苦しみは経験した人にしかわからないと思ってるから私にとやかく言う資格はないから中絶に対して否定も肯定もしません。
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