チンピラ男がギャングのボスに成り上がる映画。
途中で３時間もある事に気付き（尺を見るのは良く無い！）、１時間くらいで眠くなって早く終わらないかなと思ってしまった。
ところが後半にかけて、成り上がっていく主人公の目つきがやばくなり、清々しいと思えるほどの悪態に目が離せなくなりました。
ボスに楯突くシーンはドキドキもので、自分で言えないことをアルパチーノが代わりに言ってくれる気持ち良さがあります。
自分も生活の中で悪態をつきたくなるような。
全てを手にしてもなお望みがかなわず、怒りや不安・イライラに支配された主人公は、きっと穏やかで平和な世界を夢見ていたのでしょう。
若き日の（と言っても43歳）アルパチーノの色んな意味でキレッキレの演技が見ごたえのある作品でした。
アルパチーノをより好きになりました。
