このレビューはネタバレを含みます
麻薬王トニーののしあがりと転落人生。
アル・パチーノ流ゴリゴリに強引な出世術が見所。
上司に気に入られる→上司に逆らう→上司を殺す、の三段活用。これで、一気に自分が上司に。
しかし、いざ全てを手に入れると、状況は一変。
退屈のあまりトニーはヤクに溺れ、愛した女エルビラへの想いはすっかり冷め、兄弟同然だったマニーは彼から距離を置き始め、癖毛だった妹はなぜかゴエモンインパクトみたいなアフロに。
野心にギラつくカリスマは身を潜め、ただの怒りっぽいヤク中に早変わり。
愛想尽かしたエルビラの気持ちが良く分かる。あんなに前半は格好良かったのに。
ラストは、栄養不足のシュワちゃんみたいな殺し屋に、後ろから撃たれてジエンド。
コロンビア人と麻薬取引すると大体罠に嵌められるよな。アイツら信用できんから気を付けようと思った。