あまりに有名作すぎて多少敬遠していた『スカーフェイス』。鑑賞後、なぜ今まで見なかったんだ!と興奮を抑えきれませんでした。最高です。
元々ヤクザ映画やマフィア映画が好きということもあり、今作のような男臭い人間関係や女関係、やり過ぎレベルな銃激戦、警官との癒着、ドラッグ、拳銃、成り上がり。
全ての大好き要素がふんだんに盛り込まれているカタルシスの絶えない映画でした。
キューバからアメリカにやってきたトニー・モンタナの成り上がり。
金、権力など欲しいものを手に入れた彼が改めて周りを見てみると、大切な物は全て彼の元を離れていた。あそこまでやられないと気付かないこのバカで我武者羅なトニーが何処か愛おしくて、憎めない。
敵に捕まって、
「俺を怒らせたら死ぬぜ?」
と啖呵を切れる向こう見ずな自信。かっこええ
あっという間の170分でした。