けーな

スカーフェイスのけーなのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
3.2
今作の10年後に作られた「カリートの道」を先日、観たばかりで、順序は逆になったが、今度は、こちらを観た。同じくブライアン・デ・パルマが監督し、アル・パチーノが主演。「カリートの道」で出てきた夕陽を浴びた海辺の絵と似た絵が、こちらでも出てくるのが印象的だった。

しかし、私は、「カリートの道」の方が好きだなと思う。こちらは、あまり好きになれない。主人公のトニー・モンタナをあまり好きになれないからかもしれない。カリートの方が、男気があって、惹かれるものがあった。トニーは、キューバからアメリカに来て、貧困層から麻薬王に成り上がって行くのだが、男気を感じないので、あまり好きになれなかった。と言っても、今作は、そんな男の哀しい生き様を描いたものなので、好き嫌いで判断してはいけない。

トニーをアル・パチーノは、見事に演じていた。成り上がり、破滅して行く様子や、ヤク中になって、呂律が回らない喋り方など、実に見事だった。

思いのほか長い映画で、途中、集中できなくなったりしたが、終盤のストーリー展開が良くて、目を見張った。女子供を巻き込めないというトニーの一面から、マニーと妹ジーナのくだりがあり、そして、最後の銃撃戦へと向かうストーリー展開が、見事だ。

エルヴァイラを演じたミシェル・ファイファーも、とても良かった。

アル・パチーノの演技力は、見事だけど、私は、デニーロ派なので、今作も、デニーロが演じたら、どうなったかなぁと想像してみたりする。とは言っても、今作は、アルパチーノだから、いいんだろうなぁ。