家族の庭の作品情報・感想・評価

「家族の庭」に投稿された感想・評価

これは観る人の心の状態や経験で180度感想が変わるだろうなあ。
私には物凄く残酷で辛辣な話に見えた。
ただ、ラストのメアリーの表情は、多分何かに気がついたんだろうなって感じがした。
…同じような気分になったことがあったことを思い出したから。
WOWOWにて偶然鑑賞。
再度みたいとDVDを購入したけど、まだ勇気が出ない。
優しさと厳しさが絶妙に混ざり合ったお話。人間、助け合いというのはとても大事なんだけど、それと同じくらいにお互いの距離感も大事なんだ。誰しも自分で背負わなくてはいけない場面はあるし、人のことを構っていられない状況のもある。常におんぶ抱っこというわけにはいかない。だからこそ「常に話ができる相手がいる」という安心感は計り知れないし、それが当然だと錯覚してしまうのだと思う。メアリーやケンなど、キャラクター達が本当に腹ただしくて愛おしかった。状況や感情を説明しすぎない所や、キャラクターを丁寧に映しているのも良い。終わり方にはシビれた。
LEONkei

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3.3
人は年をとると人生で何が大切か分かってくる。

地質学者の旦那に心理カウンセラーの妻、温厚な中年夫婦の家庭にくたびれた訪問者達は何かに導かれるように吸い込まれる。

春には苗を植え、夏には水をやり、秋には収穫…。

春夏秋冬4章に展開する人間ドラマは、家庭菜園に勤しむ平凡な夫婦と訪問客との何気ない日常会話が面白い。

一体何故、皆この平凡な夫婦の家庭に訪問するのか…。

騒々しいのは若者の特権で、年寄りの居場所は隅に追いやられる。

それが寂しいと感じることも有るだろう。

その寂しさを埋めるために人は何かを求めている。

ココロにぽっかり空いた寂しさは何なのか、きっと冬になれば分かるだろう。

話し相手がいるって…素敵なことなんだと..★,
Haruki

Harukiの感想・評価

4.1
老年期の人々の人生を辛辣かつ愛おしく描いた静謐なドラマ作品。

後半にいくにつれて、メアリーが切なくてたまらなくなる。

レスリー・マンヴィルやジム・ブロードベントの演技も素晴らしい。
filmoto

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2018
自分は自分、相手は相手
blomma

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4.5
Life isn’t kind is it?
一番好きなのはトムとジェリー留守中の
ロニーとメアリーのシーン
犬

犬の感想・評価

3.5
静か

初老の夫婦トムとジェリーは、それぞれに打ち込める仕事と休日の家庭菜園にいそしみ、幸福な人生を送っていた
一方、ジェリーの同僚メアリーは、男運に恵まれない境遇を嘆いていたが、トムの旧友ケンがメアリーに興味をもち……

マイク・リー監督が手がけたヒューマンドラマ

人生はうまくいかない

人々の日常を描く
雰囲気は暗いぐらい穏やか

庭が素敵
季節を感じました

終わり方スゴい

レスリー・マンヴィルが印象的すぎる!
MayuMeguro

MayuMeguroの感想・評価

2.4
うーん、現実だなあって感じ。でも映画ならではの何かがもう少し欲しかった。
tak

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3.0
マイク・リー監督が、ある夫婦とその家に集う人々の悲喜こもごもを、四季の風景を交えつつ描いた作品。コメディとジャンル分けされているのだが、それが間違っているのではない。一般的にゲラゲラ笑わせてくれるコメディとは別なものだと考えるべきだろう。監督は登場人物の誰かに肩入れするような演出ではなく、そのままの人間模様を描いている。しかし、それは誰かが抱えた悲しみを癒したり、幸せを分かち合ったりするような人間関係とは違う。この映画のコピーには「ここに集まると、喜びは倍に悲しみは半分になる」とある。このコピーや邦題を見てイメージしてしまうのは、家族同様のつき合いをしている人たちによる、幸せも悲しみも幾年月・・・めいたホームドラマ的なもの。しかし実際に観ると、映画はそのイメージを完全に壊してくれる。このコピーは大嘘だ。

地質学者のトムと心理カウンセラーのジェリー夫妻は、市民菜園で野菜をつくるのが共通の趣味で、弁護士である息子ジョーの結婚こそ気がかりだが穏やかで満ち足りた生活を送っている。週末には、妻の同僚であるオールドミスのメアリーや夫の友人ケンらが訪れ、料理やワインを楽しんでいた。メアリーは一度結婚に失敗しており、夫妻のところによく遊びにやってくる。ケンも独身でさみしい日々を送っている。メアリーは夫婦の息子ジョーに好意を抱いていたのだが、ある日ジョーが突然ガールフレンドのケイティを連れてくる。夫婦はケイティを歓迎するが、メアリーはケイティへの嫌悪感を隠さない。それぞれの思いを抱えながら季節は変わっていく・・・。

トムとジェリー夫婦(このネーミングはいいセンス)は初老夫婦の幸せを絵に描いたようで、しかも知性を感じさせるキャラクター。一方で、メアリーやケンは酒を飲んでは取り乱し、空気を読まない自分本位なおしゃべりをやめず、幸せな結婚からはほど遠い。銀幕のこちらから観ていても、メアリーみたいな女性がちょくちょく家にやって来られるのは嫌だと思える。グチって、煙草ふかして、息子に色目つかって・・・同僚だとしても距離を置きたい。物語が進むにつれて、次第にジェリーとメアリーの仲が離れていくのがわかる。家に泊まって酔っぱらって言いたい放題。庭でのパーティ場面では、メアリーが赤ちゃんの前で煙草を吸おうとし、一斉にみんなが離れていく。冬のパートでは、予告もなく家にやってきて勝手に上がり込み、夫婦が息子たちと家族で過ごしたい日に居座ってしまう。映画が終わって残るのは、トムとジェリー夫妻の幸せよりもメアリーへの嫌悪感。それ故にすっきりしないラストに今ひとつ満足できなかった。そして思うのは、邦題の「家族の庭」に感ずる違和感。友人たちと家族の様に過ごす庭というイメージでは決してない。かといってトムとジェリー夫妻の幸せは庭に象徴されているとは思えないのだが。
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