かりんとー

アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)のかりんとーのレビュー・感想・評価

4.0
2018年見納め
タルさん相変わらず眠いこと
第1部はダメでしたが第2部はしっかり入り込めました

アンドレイが少年の罪に自分の罪を重ね
少年が成功を遂げた時
アンドレイも同時に解放される
神に許しを得た瞬間
彼も成功を遂げる
この最後の晩餐の完成が今まで見た壁画の中で最も美しいものであったことは間違いない

タタールの侵略が過酷でしかない
人の狂気と裏切りと
隣人も愛せというキリストの愛とはどういうことなのか
ひたすら静かなのだがモノクロの映像の中で描かれるタルコフスキーの自然の四元素は期待以上に美しく時に物騒な状況をも描き出す
個人的に本作では ”火“に加え “煙” が モノクロームの白を象徴していたように感じた
ならば黒は“泥”であろうか
かりんとー

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