アタラクシアの猫

砂の惑星のアタラクシアの猫のレビュー・感想・評価

砂の惑星(1984年製作の映画)
4.0
DUNE。古典SFの傑作。
ホドロフスキーのデューンは完成しなかったがリンチのデューンは一応の完成を見た。

壮大な世界観。スターウォーズ、アバター、風の谷のナウシカ等、SFの名作同様、オリジナルの世界観が構築されている。

原作者はテクノロジーの未来より人間性の未来を描きたかった、と言う通り、遥か未来の物語なのに突飛なテクノロジーは控えめ。

主要な人物はDVD特典のキャラクターリストに22名が紹介されている。このリストを理解した上での鑑賞がオススメ。

西暦10191年。惑星アラキスは全宇宙で一ヶ所だけ香料メランジの産出する砂の惑星。
メランジは、その時代の人類に必要不可欠な物質。
惑星アラキスの統治をめぐり、アトレイデス家とハルコネン家の争い。
皇帝シャダム4世が様々な思惑で両家の統治権を交代させる。

惑星アラキスの香料(スパイス)の採掘地には全長150メートルの巨大な虫(ワーム)が侵入者を阻止していた。
惑星アラキスの砂漠の民フレメン。
フレメンの予言では惑星を救い、宇宙に平穏をもたらす男が現れると。
そこに現れたアトレイデス家の子息ポール。
ポールは砂漠の民フレメンと共に虫に立ち向かうのだが…


テクノロジーの面で特筆したいのは砂漠の民のスティルスーツと呼ばれる衣装。
あとスターウォーズのC3-POやジャージァービンクスの様なコメディ担当は居ないものの人間コンピューターが出てきます。
同じくスターウォーズのフォースの様な「声(ヴォイス)」と言う特殊能力が有ったり、見所満載。

評価が低いのは「生命の水」により覚醒した主人公の、分かりやすい勧善懲悪な感じか。
覚醒はスカヨハの“LUCY”に似てるので、分かりにくいのかも。

1984年の制作なのでショぼい画も有るものの、逆に驚く映像の方が多い。
SF好きには堪らない作品でした。
2015-11-20